『グッドデザインカンパニーの仕事』、既に売り切れの書店が…。

11月20日発売とお知らせしていた、good design company初の作品集『グッドデザインカンパニーの仕事 1998-2008』ですが、実際に店頭に並んだのは翌日以降の書店が多かったようです。
見つからないと探し回ってくださった皆様、申し訳ありませんでした!もう各書店に並び始めていると思います。

ただ、既に売り切れてしまった書店もいくつかあるようです。
デザイン関連の書籍が充実しているTSUTAYA六本木でも、この連休中に既に売り切れとなってしまったとか…。
Amazonでも一旦在庫切れとなり、一時は予約すらできない状態になってしまっていました。これを書いている11月24日の時点では、取次店から在庫を取り寄せての配送ということで「4~6日以内に発送」となったようです。
ご迷惑をお掛けして、申し訳ありません。
でも、とてもありがたいです!
       
また、先日このnotesで紹介したばかりの、青山ブックセンターでの刊行記念トークショーも、既に定員に達し、受付を締め切ってしまったようです…。ありがとうございます!

『グッドデザインカンパニーの仕事』は、大きく3つの章に分かれています。
 第一章 アートディレクション
 第二章 デザイン
 第三章 グッドデザインカンパニー
    
「デザイン」の章では、文字、構図、色、写真、印刷、CM、装幀…といったデザインの実践的な技法について触れています。
何百案という手書きラフを載せてみたり、ロゴの作り方を解説してみたり、どうやって文字詰めをしたかという書体・級数・行送りのデータを事細かに掲載したり…。メイキング的なものも、いろいろと入れてみました。
デザイナーの方や、デザインを志す学生の皆さんの参考に少しでもなれれば、嬉しいです。

そして「アートディレクション」の章では、コンセプト、ブランド、CI、リ・ブランディング、コンサルティング、“新しい”広告…といった項目ごとに、gdcなりの考え方と具体的な実例を挙げさせていただきました。
「アートディレクターって何をやる人なの?」「デザインてよく分からない!」…そんな風に感じていらっしゃる、デザイン関係者“以外”の方にも、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

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12/13(土)『グッドデザインカンパニーの仕事』刊行記念トークショー@ABC

『ミシュランガイド東京2009』掲載のお店が発表されました。
good design companyがアートディレクションを手掛けた赤坂の和食店「阿部」は、今年も見事一つ星を獲得!おめでとうございます!

さて、一方。いよいよ明後日・11月20日(木)に発売が迫ったgdc初の作品集『グッドデザインカンパニーの仕事』。
この発売を記念して、12月13日(土) 青山ブックセンターにて、水野学のトークショーが行われます。

水野が25歳で独立しgood design companyを設立してから、10年。講演会等の際よく訊かれるのが、「独立してからの仕事のコツは?」。
その度に、「大変だから、独立は勧めません!(笑)」と答える水野ですが、このトークショーでは、書籍のなかにまとめたこれまでの仕事や考え方の話だけでなく、独立から今に至るまでの道筋にも少し触れてみたいと思っています。

参加は、電話かインターネットでの予約が必要とのこと。
お陰様で、既にかなり埋まってきているそうなので、もしもご興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、早めにお申し込みいただけると幸いです。

『グッドデザインカンパニーの仕事』刊行記念水野学トークショー
*日 時:2008年12月13日(土) 19:00~21:00(開場18:30~)
*会 場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山   
*定 員:120名
*入場料:700円(税込)
*電話予約&お問合せ
     青山ブックセンター本店(03-5485-5511)
     受付時間: 10:00~22:00
*詳細&インターネット予約
     http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200812/gdc20081213.html

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ちなみに、実はこの日は(g)にて、もうひとつ別のトークショーを予定しています!
そちらの詳細及び展覧会については、改めてお伝えいたします。

「ミニマムインターフェース展」山口芸術情報センターにて開催中

今日は「コクヨデザインアワード」の表彰式。
good design companyでは昨年に続き今年も、告知ツールやパンフレット、トロフィーなどを制作させていただいています。
先日、今年のグランプリのトロフィーが仕上がりgdcに届いたのですが、予想していた以上のまばゆい輝きに、スタッフ一同感激。輝きの秘密はいったい何なのか?機会があれば、今度このnotesでご紹介させていただきたいと思っています。

ところで、コクヨデザインアワードの審査員長・山中俊治さん率いるLEADING EDGE DESIGNも参加中の展覧会が、今月1日から山口芸術情報センターで始まっています。
国内外8組のアーティストによる「ミニマム インターフェース展」。

インターフェースとは元来、「境界」を意味する言葉。一般的には、コンピュータとユーザーとのやり取りをつなぐ機器・装置を指して使われます。「インターフェースの未来」をテーマにしたこの展覧会では、言葉を使わず身体感覚や知覚で、メディアテクノロジーと身体をつなぐさまざまなインスタレーションを体験できます。

gdcはこの展覧会のグラフィックデザインを担当させていただいたのですが、実は、今回のフライヤーはちょっと変わっています。
フライヤーには、16個の穴が開いています。会場内に設置されたナビゲーションテーブルにフライヤーを載せそれぞれの穴をふさぐと…音楽と共に、展覧会や作品情報の表示が!つまり、フライヤー自体が、ナビゲーションツールとして「ミニマムなインターフェース」になっている、という仕組み。言葉では説明し切れないので、映像をご覧下さい!
http://www.vimeo.com/2150521

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会期は来年2月まで。gdcスタッフはまだ足を運べていないので、会期中にぜひ、と思っています。

ミニマムインターフェース展
会場:山口情報芸術センター[YCAM]
会期:2009年2月8日(日)まで
時間:12:00~19:00
休館:毎週火曜日、12月29日~1月3日
   入場無料

書籍『グッドデザインカンパニーの仕事』、11月20日発売。

11月20日。
書籍『グッドデザインカンパニーの仕事』が発売されます。

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good design companyは今年で設立10年。
これまでにgdcが手がけてきた広告、グラフィック、CM、店舗、商品などさまざまな制作物のビジュアルを掲載するとともに、アートディレクションやデザインに対するgdcなりの考え方、それぞれの制作物が完成に至るまでの思考プロセス、デザインをしていく上での具体的な手法なども、できる限り文章にして、まとめてみました。

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自分たちのこととなるとつい後回しにしてしまうもので、出版のお話をいただいてから、ずいぶん時間がかかってしまいました。
しかし、設立10年の節目に本書を出版させて頂くことができ、私たち自身にとっても、これまでの歩みを振り返るよい機会になりました。
good design companyが今日に至るまでにお世話になったすべての方々に、改めて、心からの感謝をお伝えしたい気持ちです。
    
地域によっては、書店に並ぶのが発売日の数日後になってしまうかもしれませんが、何卒ご了承下さい。
一人でも多くの方に手にとって頂けたら嬉しいです。
     
 
グッドデザインカンパニーの仕事
 著 者:水野 学
 出版社:誠文堂新光社
 発売日:2008年11月20日
 価 格:税込2,940円(本体2,800円)
 サイズ:A5判 256ページ

メールアドレス変更のお知らせ

本日より、good design companyのメールアドレスの@以降
変更になります。

good design companyのすべてのメールアドレスの@以降が

@gooddesigncompany.com

となります。
@の前は、全アドレスこれまで通りのままで、変更はありません。

     
何卒宜しくお願い申し上げます。

kurkku『プレオーガニックコットン プログラム』のためインドへ。

出張中のスタッフから届いた1枚の写真。
この白い山、いったい何だか、お分かりになるでしょうか?

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答えは、大量の「綿花」。
小林武史さんと櫻井和寿さんによるap bankから生まれたkurkkuが取り組む『プレオーガニックコットン プログラム』の撮影で、インドの綿花畑に行ってきたのです。

「オーガニックコットン」。近年、あちこちで見かけるようになった言葉です。タオルや衣類を買うとき、「なんとくなく良さそうだから」とオーガニックコットンを選ぶ人も増えているようです。
でも、「オーガニックコットンとはいったい何なのか?」。いざそう問われると、きちんと答えられない方が多いのではないでしょうか。

オーガニックコットンとは、3年以上農薬や化学肥料を使っていない畑で栽培されたコットンのこと。
   
土から農薬の影響が消えるのに約3年かかることから「3年間無農薬・無化学肥料」という基準が設けられているそうです。

しかし。

実はコットン農家にとってこの「3年間」は非常に苦しく、それが、オーガニックコットン栽培への移行を大きく阻む障壁となってしまっているそうです。

綿花の栽培には、たくさんの農薬が使われます。その量たるや凄まじく、綿花の作付面積は全世界の農地のわずか2~3%に過ぎないのに、全世界の殺虫剤のなんと25%が綿花畑で使われているのだそうです。
そんな、栽培の難しい綿花を無農薬で育てれば、虫の駆除など人的作業の負担は増大するにもかかわらず、収穫量は減ってしまいます。
その上、無農薬で栽培していても3年が経過するまではオーガニックではなく一般のコットンと同価格で扱われてしまう。
当然、収入が激減します。
   
コットン農家にとって過酷な3年間。
この苦しい時期を超えるのが困難なために、オーガニックコットン栽培に移行できない農家がたくさんあるそうなのです。

そこでkurkkuが取り組み始めたのが、『プレオーガニックコットンプログラム』。
通常はノンオーガニックの一般的なコットンとして扱われてしまう「無農薬農法開始からオーガニックコットン認定までの3年の間に作られたコットン」を、『プレオーガニックコットン』と名付け、プレミアムを付けて買い取ることで、農家のオーガニック移行にかかる経済的負担を軽減し、オーガニックへの移行をサポートしていくプログラムです。
農家を支援する仕組みをつくることで、オーガニックコットンの生産地を広げていくことが目的。
gdcも、このプロジェクトをお手伝いさせていただいています。

インドのプレオーガニックコットン栽培の様子は、また改めてご紹介させていただきたいと思っています。

中川政七商店「花ふきん」がグッドデザイン賞金賞!

先日、2008年度の「グッドデザイン賞」が発表になりました。
gdcも2004年に「KIRIN903」でグッドデザイン賞をいただいていますが、今年度はなんと、身近なところに「金賞」受賞者が!
先日たまたまgdc notesでもご紹介した中川政七商店の人気商品「花ふきん」。見事、2008年度グッドデザイン賞「金賞」獲得です!
同時に金賞を受賞したのは、ヒューマノイド型ロボットと組み立て式和室。これまでの金賞受賞作品も、Wiiや鉄道の車両、iPodなど、大手の工業製品でがほとんど。そんな中で、一般家庭で日用品として使われる手頃な価格の「花ふきん」が評価されたのはすごいことです。審査員の方からは、「世界に誇れる製品(ギフト)ではないか」とのコメントまで。おめでとうございます!
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奈良で300年以上も続く「奈良晒」の老舗『中川政七商店』は、江戸時代と変わらぬ製法で麻を作り続ける一方で、表参道ヒルズにセレクトショップ『粋更kisara』を出店するなど新たな試みも次々行い、注目されています。
このほど、十三代社長の中川淳さんがここに至るまでの経緯をまとめた書籍が出版されました。
奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。』(日経BP社) 装幀はgdcです。

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大学卒業後富士通に入社、「家業」とは無縁の生活をしていた中川淳さん。思いがけず、実家である老舗「中川政七商店」に入ることになったものの、「老舗の伝統と革新のバランス」に苦心し、「地方の企業、地方の老舗は今後どうあるべきか」に思い悩み…。そんな葛藤の様子とともに、中川政七商店の取り組みが具体的に描かれており、読み応えのある内容です。
「地方の中小企業だからこそブランディングが必要だ」という明確な理念の下、新たな試みを行い、しっかりと結果を出している中川政七商店の手法は、さまざまな分野の方にとってヒントになるのではないかと思います。

ところで、書籍といえば。
11月下旬に、good design companyの本が出版されます!
設立10年目の節目ということで、これまでの制作物だけでなく、アートディレクションやデザインに関するgdcなりの考え方や手法もまとめてみました。
詳細はまた改めて、このgdc notesでお伝えしたいと思っています。

東京ミッドタウンで「デザインタッチ」始まりました!

東京ミッドタウンのデザインイベント「東京ミッドタウン デザインタッチ」。いよいよ本日、23(木)から始まりました!
宣伝ビジュアルはgdcが担当させていただいており、駅や館内に広告等の掲出もされています。
会期は11月3日(月・祝)まで。ぜひ足を運んでみてください。

ちなみに、前回お知らせした10月31日(金)の水野学講演(『デザインタッチ・カンファレンス』)は、定員に達したため、今週月曜日の時点ですでに締め切られてしまったそうです。何卒ご了承ください。

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ところで、前回に続き今回も、掲載情報を。
先日発売された『デザインファイリングブック3 ポスター』(誠文堂新光社)に、gdc制作のポスターが14ページにわたり掲載されています。
特殊な印刷をしたポスターでも、雑誌や書籍に載るときには4色のオフセットで表現されてしまうので、実際の質感まではなかなかわからないもの。でもこの本では、実際の見え方に近づけるため、実物を撮影したものも載っています。薄い紙に表裏から印刷した森美術館『ル・コルビュジエ展』のポスターなどは、写真を見ていただくと、現物のイメージが伝わりやすいかもしれません。
      
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10/31(金)水野学講演 東京ミッドタウン「デザインタッチ」にて

先週発売された『アイデア』(誠文堂新光社)2008年11月号の特集は、「デザインを書く」。
実に60人以上ものデザイナーが、思い思いに文章を寄せています。
水野も寄稿させていただきました。
いつもはビジュアルたっぷりの『アイデア』ですが、今号に限っては、文字、文字、文字…。かなり読み応えがあります。
これだけ大勢のデザイナーの文章を一度に読むことができる機会は、そうないかもしれません。
       
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さて、いよいよ芸術の秋到来。都内各所でデザインイベントが開催予定です。
なかでも注目は、10月23日(木)~11月3日(月・祝)まで東京ミッドタウンで行われる「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」。
“ジャパンデザインを楽しむ”をテーマに、レアもののジャパンデザインの本格的なオークション、デザイナーが出店するフリーマーケット、ミッドタウン内のショップとの連携イベント…etc.さまざまな企画が用意されています。
水野が審査員を務めさせていただいた「東京ミッドタウンアワード」の受賞作品も展示され、一般投票も行われるとのこと。ぜひ「審査員の目」で受賞作品をご覧になってみてください。

10月31日(金)には、講演やワークショップが多数用意された「デザインタッチ・カンファレンス」の一環として、水野も講演をさせていただきます。是非足を運んでいただけると幸いです。
参加は無料ですが、事前にウェブでの申し込みが必要とのことです。

デザインタッチ・カンファレンス』 水野学 講演
10月31日(金) 17:00~18:30 入場無料
※参加申し込みは専用サイトにて
https://www.go-event.info/dt2008-c/privacy.php?id=9

祝・J-WAVE開局20周年!

J-WAVEが、10月1日で開局20周年を迎えたそうです。
開局当初、「うわー、カッコイイFM局ができたなあ…」と思ったものですが、あれからもう20年なんて!

gdcでは、20周年の記念ロゴやポスターを制作させていただきました。また、今年1月からは、「J-WAVE番組表」(各所で無料配布されています)の表紙のアートワークも担当させていただいています。

記念すべき10月の「番組表」の巻頭には、オノ・ヨーコさん、スガシカオさん、平井堅さんからの、開局20周年を祝うメッセージが!さすがJ-WAVEです。
…と同じページに、なんと!
水野からのメッセージも掲載されていました…!

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今週のJ-WAVEでは、各番組で20周年を記念した様々なリスナー感謝企画が実施されているようです。
J-WAVEさん、おめでとうございます!!