岡田利規さん演出『友達』&一青窈さん初の音楽劇『箱の中の女』

gdcが宣伝美術を手がけた舞台の情報を2つまとめてお知らせします。

ひとつめは、世田谷パブリックシアターのシアタートラムで11月11日(火)から始まる『友達』。気鋭の演出家、岡田利規さんが安部公房の代表作に挑むということで話題です。
2005年、ご自身が率いる劇団「チェルフィッチュ」の『三月の5日間』で、“演劇界の芥川賞”とも呼ばれる岸田國士戯曲賞を受賞。更に今年4月には大江健三郎賞を受賞して文学界でも評価を得、その才能が高く評価されている岡田利規さん。最近では海外からも注目を浴びており、演劇ファン必見の舞台になること間違いなしです。(ちなみに、『三月の5日間』の宣伝美術もgdcが担当させて頂きました!)

友達
日程:2008年11月11日(火)~2008年11月24日(月)
劇場:シアタートラム
※チケット発売中
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もうひとつは、アーティスト一青窈さんが初めて演劇に挑む注目の音楽劇『箱の中の女』。
こちらも、一青さんファンのみならず演劇ファン必見。劇作家・演出家・俳優・映画監督と多彩な顔を持ち、最近では監督作『たみおのしあわせ』も話題の岩松了さんによる全編書き下ろしなのです。しかも、作曲と音楽監督は小林武史さんが担当。そこに詞を付けるのは一青窈さん。
強力なコラボレーションによるラブ・サスペンス劇。濃密な舞台になりそうで楽しみです。
先月行ったビジュアル撮影は、文字通り一青さんに箱の中に入っていただいてのハードなものでしたが、一青さん、小林さん、岩松さん、カメラマン・鈴木心さん、そしてスタッフの皆さんと共に作り上げていった現場はとても楽しく、盛り上がりました!

箱の中の女
岩松了(作・演出)×一青窈(作詞)×小林武史(音楽監督・作曲)
東京公演:2008年12月10日(水)~25日(木)
     Bunkamura シアターコクーン
大阪公演:2008年12月27日(土)~29日(月)
     梅田芸術劇場
※チケット一般発売:2008年10月11日(土)

麻もの・中川政七商店の『遊 中川』店舗が「あべのand」にOPEN!

(g)の『岡田初彦「Out of Dreams」展』は、お陰様で、昨日、大好評のうちに幕を閉じました。
ご来場くださったたくさんの皆さん、ありがとうございました!

今日は、新たなプロジェクトのご報告です。
奈良で300年以上も続く「奈良晒」の老舗『中川政七商店』。江戸時代と変わらぬ製法で、手紡ぎ手織りの上質な麻を作り続けています。
good design companyではこちらのアートディレクションを担当させていただいており、目下、様々なプロジェクトが進行中です。

中川政七商店が展開しているブランドは現在のところ、全国各地に店舗を構える麻小物のお店『遊 中川』と、表参道ヒルズにある和小物のセレクトショップ『粋更kisara』の2つ。
そしてこの度、9月9日に大阪・阿倍野にオープンした「あべのand」の3Fに、15店舗目の『遊 中川』のショップがお目見えしました!

『遊 中川 あべのand店』
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40-3F
営業時間:11:00~21:00

gdcでは、この店舗のアートディレクションも担当。設計は、建築家の宮澤一彦さんにお願いしました。
宮澤さんは、多摩美術大学建築学科卒業後、隈建築都市設計事務所に所属。チーフを務めた後独立し、今年、宮澤一彦建築設計事務所を設立されました。前事務所時代には、gdcがロゴやサインを制作した京都のリノベーション施設「COCON KARASUMA(古今烏丸)」の仕事でご一緒させていただいたこともあります。

店舗は、通路に面した間口20mの横長な構造。入口には優しい色合いの上質な麻で作られた暖簾がルーバー状に使われています。
通路から見ると一枚の布のようですが、正面からは、奥の店内がよく見える仕組みです。
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店内は、床のタイルに瓦の素材を使用するなど、和を感じさせる趣のある空間。
壁面にはちょっとした仕掛けが施されており、商品を自由にディスプレイできるような工夫がされています。
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ちなみに、数ある『遊 中川』の商品の中でも特にお薦めなのが「花ふきん」。素材は麻ではなく綿(蚊帳生地)ですが、大判薄手で吸水性が良く、とにかく使いやすい!一度使うとハマります。中川政七商店らしい繊細な色合いも魅力で、ちょっとした贈り物にも喜ばれます。
『遊 中川 あべのand店』、大阪近郊にお住まいの方は、ぜひ足を運んでみてください!
   
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働いて働いて働いて、遊んで、働いて!

お盆休みも北京五輪もなんのその、この夏もgdcはフル稼働。でも、そんな合間を縫って、いくつか夏らしいイベントを開催しました。

まずはBBQ。1回目は、gdc恒例サプライズ誕生会。
今回のターゲットは今年の新人。先輩一同が水面下で準備を進めます。仕事モード全開で指定の場所にやって来たら、スタッフ全員がビール片手に勢揃い、というプラン。
果たして、仕事の大荷物と共に登場した新人は…状況を飲み込めず、しばしポカーン。…たっぷり10秒遅れて、「うわーっ!マジっすか!!(喜)」。あまりにサプライズのしがいがあるリアクションに、拍手喝采でした。

2回目は、山形の名産・だだ茶豆を囲んでの『だだ茶豆パーティー』。山形の旅館「亀や」・赤坂の和食店「阿部」のオーナーである阿部さんが、たくさん差し入れしてくださいました!
ビールと枝豆というだけで最高の組み合わせなのに、それが濃厚な味わいの「だだ茶豆」ときたら…止まりません!
せっかくだからとお世話になっている方々や友人家族にも声を掛け、gdcスタッフだけでなく、デザイン・広告関係、建築家、ミュージシャン、アナウンサー、女優さん…などなど多彩な面々が集まりました。生後3ヶ月から小3まで8人のキッズ含む総勢30人以上で、わいわいとファミリーBBQ。大好きな仲間と食べるゴハンって、なぜあんなに美味しいんでしょう…。
それに加え、もうひとつの山形名産・平田牧場の金華豚がまた驚愕の美味しさで、あちこちから歓声が!
幸せな夏の一夜を過ごしました。

Nowhere resortへは、スタッフみんなで再訪。
今回は会社公式のイベントということで、海とプールを満喫した後、夜は鎌倉の花火大会。童心にかえり、真っ黒に日焼けして、夏を味わい尽くした1日でした!張り切りすぎて肉離れを起こしたスタッフが出たあたりに、年齢を感じずにはいられませんが…。
更にその後、真心ブラザーズの桜井さんが地元のバーで飲んでいるところにみんなで乱入!桜井さん、ありがとうございました!
実は桜井家のご近所には、交通事故に遭った小学校時代の水野が入院していた病院があるのです。しかも、桜井さんもほぼ同時期に、ケガで入院していたとか!「あの看護婦さんは優しかった」「中華料理店Nは美味しい」など、意外なエリア限定情報でも盛り上がれてしまう2人なのでした。

もうひとつ忘れられない思い出となったのは、無期限活動休止を宣言したサザンオールスターズのライブ。水野がかつて在籍しお世話になった会社・DRAFT時代の同期、柿木原政広さん(現・株式会社10)・植原亮輔さんも一緒に。
仲良し同期3人組が横一列に並んで、長年のファンとしての思いの丈を爆発!盛り上がる会場の中でもひときわ目立ってました…。(TBSのIさん、ありがとうございました!) ライブ後も興奮醒めやらず、懐かしの楽曲たちを大合唱する3人は、息もぴったり。仲良すぎです。やっぱり同期っていいなあ。

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こう書き並べると遊んでばかりいたみたいですが、いえいえ仕事はそう甘くはなく、ひとつイベントごとを企画すると、その前はもれなく徹夜になったりするあたりがミソ…。
でも、ムリしてでも、思い切り働いて思い切り遊ぶ中から掴めるものって、たくさんある気がします。
「あの頃、朝4時まで仕事してから飲みに行って朝8時、そのあとシャワーだけ浴びてまたすぐ出社…なんてしょっちゅうやってたよねぇ」と思い出話に花が咲いていた、柿さん・ウエさん・水野。この同期3人組の絆の強さも、そんな濃密な時間を共に過ごしたからこそ。

そういえば、仕事のデキる人って遊びも上手。
つまりは、時間の使い方や優先順位の立て方が上手く集中力がある、ということなのだと思いますが、もうひとつ、「言い訳をしない」こともポイントな気がします。「忙しいからできない」と他の何かのせいにするのって、簡単ですもんね…。
秋以降も、すべてに全力投球で行きます!

(g)にて 岡田初彦「Out of Dreams」展 スタート!& MAMEW銀座にOPEN!

本日8/29(金)から、gdcに併設の“ギャラリーのようなもの”(g)で
『岡田初彦「Out of Dreams」展』がスタートしました!
      
岡田初彦「Out of Dreams」展  
会期:2008年8月29日(金)~ 9月12日(金)
開館時間:12:00~19:00
休館日:月曜日 入場無料
会場:(g)東京都渋谷区恵比寿西1-31-12 2F
    代官山駅より徒歩5分、恵比寿駅より徒歩10分

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初日の今日は、夕方からオープニングパーティーを開催。さすが岡田初彦さんの個展とあって、著名なクリエイティブディレクターやアートディレクター、カメラマン、イラストレーターの方々などが揃い、大盛況でした!
しかも、ここのところずっと雨続きだったのに、今日は天気予報が外れてくれて、気持ちの良い快晴!テラスも解放して、心地よい風の中パーティーは和やかに進行しました。
そしてなんと、パーティー終了を待っていたかのように、おひらきと同時に雷と豪雨が!お天気までが味方している今回の展覧会です。
開催は9/12(金)まで。土日は、今週末含め2回だけですので、皆様どうぞお見逃しなく!
          
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一方、銀座では、「エストネーション銀座店」が本日オープン。
1Fコスメコーナーには、good design companyがアートディレクションを務めるコスメブランド「MAMEW」が、中心ブランドとして置かれています!
今週末は、MAMEWのビューティーキュレーターの方もお店にいらっしゃるとのことなので、銀座にお買い物に行かれた際は、是非足を運んでみてください!

エストネーション銀座店
東京都中央区銀座2-3-6 銀座並木通りビルB1F-3F
Tel:03-5220-0205(代表)
営業時間:11:00-21:00
定休日:不定休

8/29(金)~(g)にて、『岡田初彦「Out of Dreams」展』始まります!

8月29日(金)からgood design companyに併設のギャラリーのようなもの(g)にて、『岡田初彦「Out od Dreams」展』を開催します。

岡田初彦「Out of Dreams」展』  
 会期:2008年8月29日(金)~ 9月12日(金)
 開館時間:12:00~19:00 (g)にて
 休館日:月曜日 入場無料

   
広告写真をはじめ、CF、PVなどの映像も数多く手掛けていらっしゃるフリーランスフォトグラファー・岡田初彦さん。(1959年生まれ)
NY ADC賞、朝日広告賞、広告電通賞、日経広告賞など多数の受賞歴を持つベテランです。

そんな岡田さんの個展は、なんと、21年ぶり!
1987年に代官山のヒルサイドギャラリーで開催された「Luna Arch /夜の建築群」以来の展覧会とあって、既に各方面から注目を集めています。

都市の空間にある「気配」を切り取った作品を撮りためていらっしゃる岡田さん。今回の(g)での展覧会では、岡田さんが1998年頃から撮影し続けている集合住宅の写真を展示。
写真から漂ってくる、不思議で独特な空気感が魅力です。

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岡田さんには、水野がまだ新人だった頃、撮影でとてもお世話になりました。一見厳しそう(?)に見えて実はやさしい岡田さんに、本当にたくさんのことを教えていただいたそうです。
そんな岡田さんの21年ぶりの個展を(g)で開催させていただけることになり、gdcとしても、とても光栄です。
開催期間は2週間。皆様、ぜひお見逃し無く!

      
岡田初彦「Out of Dreams」展  
会期:2008年8月29日(金)~ 9月12日(金)
開館時間:12:00~19:00
休館日:月曜日 入場無料
会場:(g)東京都渋谷区恵比寿西1-31-12 2F
    代官山駅より徒歩5分、恵比寿駅より徒歩10分

good design company、アルバイトスタッフ募集

グッドデザインカンパニーではこの度、
下記条件にてアルバイトの募集を致します。

■業務内容
デザイン制作におけるアシスタント業務全般
(デザイナー補佐、データ整理、資料整理、雑務ほか)
※photoshop・Illustrator基本作業のできる方優遇

■勤務時間
平日12:00~20:00
週3日以上 平日5日間とも勤務可能な方優遇
学生可

■待遇
時給 750~1700円(応相談)
交通費全額支給

■応募方法
1. 履歴書(メールアドレス、写真貼付)
2. 志望動機
3. 作品
以上を弊社宛にご送付下さい。
※お送りいただいた書類は返却不可となります。
※希望の勤務条件(曜日または週○日 等)を明記して下さい。

■書類送付先
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西1-31-12 FLEG代官山2F
good design company
アルバイト採用担当 宛

■応募締切
2008年9月15日(月)必着

※書類選考は順次行い、
 通過者のみ、メールにて面接日をご連絡させていただきます。
※採用者が決定次第、採用を締め切らせていただきます。
     
なお、本年度の通常の採用募集につきましては、若干名の新卒採用を以て、既に一旦締め切らせていただいております。
また、今回のアルバイト採用も、若干名の予定です。
インターンシップの受け入れはしておりません。
何卒ご了承下さい。

http://www.gooddesigncompany.com/

「MAMEW」、大阪に期間限定上陸!& 銀座にOPEN!

good design companyがアートディレクションを担当させて頂いている人気コスメブランド「MAMEW」。
http://www.mamew.jp/

店舗は代官山の1店舗のみ、あとはインターネットでの購入だけだったのですが、関西地区の方に朗報です!
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今日・8月20日(水)から、大阪・梅田の阪神百貨店の1F 特設化粧品売場で開催されるイベント「秋のビューティーフェスティバル」に、MAMEWが参加するそうです。

しかも嬉しいことに、期間中、代官山店で人気のメイクアップアーチスト・南英樹さんによるメイクのサービスも行われるとのこと。(8月26日を除く)
MAMEWといえばなんといってもメイクレッスン。今回はレッスンは行われませんが、日本各地からお客さんが集まる「MAMEWメイク」の真髄の片鱗くらいは、味わうことができるかもしれません。

ただし、今回の大阪上陸はあくまで期間限定。
MAMEWの出店は8月20日(水)~26(火)までの予定とのことです。(このコスメイベント自体は9月まで開催)
関西エリアの方は、このチャンスを逃さず、ぜひMAMEWの魅力に触れに行ってみてください!

更に、関東エリアの方にも朗報が。
まもなく、銀座でも、MAMEWを買うことができるようになります!

8月29日(金)にオープンする「エストネーション銀座店」。
コスメコーナーの充実ぶりでも信頼の厚いエストネーションですが、銀座店1Fコスメコーナーの主力商品として扱われるのがMAMEWなのだそうです。

話題のお店が続々オープンし、ショッピングエリアとして最近改めて注目を集めている銀座でMAMEWを買えるというのは、かなり嬉しいニュース。
そういえば、同じくgdcがアートディレクションを担当させて頂いているヘアサロン「salon」も、エストネーション銀座店のすぐ近くです。先日カットに伺ってきましたが、やっぱり最高に居心地のいいヘアサロンでした!

ESTNATION 銀座店  ※8月29日(金)OPEN
東京都中央区銀座2-3-6 銀座並木通りビルB1F-3F
Tel:03-5220-0205(代表)
営業時間:11:00-21:00
定休日:不定休
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ちなみに、MAMEWメイクといえば、MAMEW HPのブログMAMEW DIARYはかなりオススメです。MAMEWの最新情報だけでなく、メイクのコツが惜しげもなく公開されています。
代官山も大阪も銀座も遠い!という方は、このDIARYをチェックすると、オンラインショップで購入するときの参考になると思います。

   

K.K.P.#5『TAKEOFF』DVD発売&#6『TRIUMPH』まもなく開幕!

K.K.P.#5『TAKEOFF ~ライト三兄弟~』のDVDが、8月20日(水)に発売されます。

もはや説明の必要もないかもしれませんが、K.K.P.とは、ラーメンズの小林賢太郎さんによるプロデュース公演のこと。
5作目の『TAKEOFF ~ライト三兄弟~』は、2006年と2007年の2度にわたり上演された人気作。これを観て勇気が出ました!とか、人生変わりました!なんて方が随分いたと聞きます。

『TAKEOFF』公演ポスターは2006年版と2007年版で異なるのですが、DVDジャケットは2006年版のみ。
但し初回限定版にだけは、特典として「2007年版のポストカード」が付きます。更に、ツアーの舞台裏を記した「FLIGHT DIARY」も!!
購入予定のファンの方はぜひ、初回限定版を狙ってみてはいかがでしょうか?

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そして。
8月23日(土)からは、いよいよ、K.K.P.#6『TRIUMPH』(トライアンフ)が始まります!

今回のポスター&フライヤーのイラストを担当してくださったのは、広告等で引っ張りだこの売れっ子イラストレーターユニット・山根Yuriko茂樹さん。ラーメンズ関連では以前にも『RAHMENS PRESENTS “GOLDEN BALLS LIVE”』のイラストを手がけていただいています。最近では、自分仕様にカスタマイズできるGoogle ページ「iGoogle」への参加も話題。世界各国のアーティストと並んで活躍していらっしゃいます。

そんな多忙なスケジュールにもかかわらず、今回も、ベストなものを目指してぎりぎりまで妥協せずに仕上げて下さいました。そのプロ魂には、gdcスタッフ一同感激!
納得のいく仕上がりになり、gdcスタッフにとって思い入れの強いフライヤー&ポスターがまたひとつ増えました。山根さん、ありがとうございました!
『TRIUMPH』は東京からのスタートなので、gdcスタッフが劇場に足を運べる日も、もうすぐ。公演の日が、待ち遠しいです!

そういえば、先日、とある雑誌編集者の方から聞いた話。
その方のお嬢さんが通う某私立中学校では「クラスの生徒達がいま最も関心を寄せているものランキング」の第1位が、「ラーメンズ」なんだそうです!そんな話を聞くと、嬉しくなってしまいます。生徒の皆さん、なかなか分かっていらっしゃいます!
ちなみにそのランキングには、good design companyもなんと第8位くらいにランクインしているらしいと聞きびっくり。光栄です!

ホリデー・ホーム『Nowhere resort』で、1週間のプチリゾート。

今夏、逗子にオープンしたばかりの「Nowhere resort」。
話題の宿を、ついに体験してきました。
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「Nowhere resort」は、1週間単位で家1軒をまるごと借りられ、その間は誰からも邪魔されることなく自分の別荘のように使えるという『ホリデー・ホーム』。
ホテルや旅館だと、清掃や食事時間などなにかと気を遣ってしまうものですが、Nowhere resortは、滞在中は完全に“自分だけの家”。誰にも気兼ねすることなく、我が家のように自由に過ごせます。

では貸別荘と何が違うのかといえば、その『サービス』。
最初の朝に届けられる1週間分の朝食バスケットの中には、天然酵母のパンや新鮮なフルーツが山盛り。ベッドは5ツ星ホテルで採用されているハイグレードなもの。リネン類は肌触りの良いオリジナル。アメニティも充実し、必要とあらばケータリングやトリートメント等のリクエストも可能…。
つまり、『一流ホテルの快適さ』と『我が家の居心地の良さ』を兼ね備えた、まったく新しいコンセプトの宿泊施設なのです。

更に、特筆すべきはその立地。
今夏オープンした1軒目のNowhere resort「Nowhere but Zushi 808」は、神奈川・湘南地区の瀟洒なリゾートマンションエリア「逗子マリーナ」の一室にあります。
部屋からは海が一望でき、眼下に広がるのは、椰子の木が茂る異国のような景色。都内とはまるで違う空気を味わえる場所です。
にもかかわらず、都心から車でたった1時間という近さ。
自由で快適で身近。今までにないリゾートの形です。
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ロゴや印刷物をgdcが制作させて頂いたこともあり、オープン前から「行ってみたい!」と思っていたのですが、先日ようやくその日がやって来ました。
折しも、1週間の滞在初日は、一夜明けると2008年8月8日という日。
8」という数字に思い入れが強いgdcとしては、記念すべき「080808」はNowhere resortの「808」号室で迎えるべきでしょう!
…ということで、深夜、「初日くらいは家族とのんびり…」と目論んでいたらしい水野を半ば強引に拉致。スタッフ皆で、一路、逗子へ!

海沿いの国道134号線。打ち寄せる波の音に、高まる期待…。
月明かりに照らされた椰子の木。異国情緒漂う風景に、興奮!
車を降りた途端頬に触れた海風には、思わず歓声!!
しかも、見上げた空に、一筋の流れ星!!!

既にかなりボルテージが上がった状態で808号室の扉を開けた瞬間…
一同、またも歓声!
写真では何度も見ていたのですが、想像していた以上に心地よい空間が広がっていました。

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広さ自体は35㎡しかないはずなのですが、明るいトーンでまとめられたシンプルなワンルームは、思いの外広く感じられます。
さりげなく置かれた椅子はイームズ。ベッド脇にはストーンスツール。海を思わせるブラインドの色合いも絶妙。調度品だけでなく、ウェルカムティー、グラスやカトラリー、果ては懐中電灯に至るまで、ひとつひとつ丁寧に選ばれたことが伝わってきます。そして窓を開ければ、ウッドデッキのテラスから入ってくる涼やかな海風…。
都内からわずか1時間離れただけとは思えない、ゆったりとした時間が流れていました。
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海と山に囲まれ、歴史もある湘南・鎌倉地区は、観光名所や美味しいお店が充実したエリア。ここでのんびりと1週間の休暇を過ごす、という方法もありますが、ネット環境やFAXも完備されているので、「いつも通り都内で仕事し、夜と週末だけNowhere resortに『帰る』」という使い方もいいかもしれません。ちょっと贅沢な過ごし方ではありますが、眠る前にあの海風を感じるだけでリフレッシュできて、仕事に追われる多忙な人にとっては最高の気分転換になるはず。

Nowhere but Zushi808」に泊まれる定員は2名(+エキストラ1名)なので、この日はおとなしく都内に戻ったgdcスタッフ達でしたが、実は後日、再び『帰り』ました。その話はまたいずれ。
ともかく、8並びの末広がりな1日を幸せに迎えることができて、大満足でした。

逗子のNowhereは大人気で、既に10月末まで予約がいっぱいだとか!
でも、紅葉の季節の逗子・鎌倉もかなりよさそうです。
更に、来年春には葉山御用邸の隣に日本家屋を改装した一軒家「Nowhere but Hayama」が、来年夏には佐島の海の前(というか、上?そのまま飛び込める距離!)に一軒家の「Nowhere but Sajima」がオープン予定とのこと。こちらはいずれも最大8名まで泊まれるそうなので、ファミリーや友人同士など、逗子とはまた違った過ごし方ができそうで楽しみです。

Nowhere resort
http://www.nowhereresort.com/
TEL: 03-5785-2320
E-mail: nowhere_contact@nowhereresort.com
diary: http://www.nowhereresort.com/diary/

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『12人のデザイン創造プロセス』、読み応え十分でした!

先月末発売された書籍『12人のデザイン創造プロセス』 (毎日コミュニケーションズ)。
“現場の第一線で活躍する12人のアートディレクターが自らの言葉で語るデザインのプロセス”と銘打たれたこの本に、good design company水野学も載せていただいています。

水野以外の11人は、青木克憲さん、石岡瑛子さん、副田高行さん、仲條正義さん、宮田識さん、松永真さん、原研哉さん、平野敬子さん、佐野研二郎さん、森本千絵さん、谷口広樹さん(掲載順)。豪華メンバーです。更に、序文では、柏木博さんと永井一正さんによる寄稿も。

水野のブロックは、これまでに様々な雑誌に掲載された水野のインタビューの転載、著作『SCHOOL OF DESIGN』からの引用、そしてこの本のために行われた新たなインタビュー…等で構成されていますが、他の方のブロックの中には、ご自身が書かれた文章を中心にまとまっているものもあります。
諸先輩方の思考のプロセスも垣間見える、読み応えのある一冊でした!

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メディア関連ではもうひとつ、“日本の魅力を再発見する”をコンセプトにエイ出版から刊行されたムック本『DIscover Japan』にも、水野のコメントを掲載していただいています。

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第一号の特集は、「名旅館25の秘密」。日本の名旅館の数々が丁寧に紹介されています。gdcは山形・湯野浜温泉にある旅館「亀や」さんとお仕事をさせていただいているので、こういった旅館の特集は、ついつい興味深く読んでしまいます。

「亀や」は“温泉”と“海”を同時に楽しめる立地なので、今の時期は特に楽しめるはず。近くにある同系列の「湯どの庵」もはしごしてゆったりと過ごし、日本中からグルメな人々が通うという話題のイタリアン「アル・ケッチァーノ」で舌鼓を打つ、なんてコースもオススメです。