今夏、逗子にオープンしたばかりの「Nowhere resort」。
話題の宿を、ついに体験してきました。
「Nowhere resort」は、1週間単位で家1軒をまるごと借りられ、その間は誰からも邪魔されることなく自分の別荘のように使えるという『ホリデー・ホーム』。
ホテルや旅館だと、清掃や食事時間などなにかと気を遣ってしまうものですが、Nowhere resortは、滞在中は完全に“自分だけの家”。誰にも気兼ねすることなく、我が家のように自由に過ごせます。
では貸別荘と何が違うのかといえば、その『サービス』。
最初の朝に届けられる1週間分の朝食バスケットの中には、天然酵母のパンや新鮮なフルーツが山盛り。ベッドは5ツ星ホテルで採用されているハイグレードなもの。リネン類は肌触りの良いオリジナル。アメニティも充実し、必要とあらばケータリングやトリートメント等のリクエストも可能…。
つまり、『一流ホテルの快適さ』と『我が家の居心地の良さ』を兼ね備えた、まったく新しいコンセプトの宿泊施設なのです。
更に、特筆すべきはその立地。
今夏オープンした1軒目のNowhere resort「Nowhere but Zushi 808」は、神奈川・湘南地区の瀟洒なリゾートマンションエリア「逗子マリーナ」の一室にあります。
部屋からは海が一望でき、眼下に広がるのは、椰子の木が茂る異国のような景色。都内とはまるで違う空気を味わえる場所です。
にもかかわらず、都心から車でたった1時間という近さ。
自由で快適で身近。今までにないリゾートの形です。
ロゴや印刷物をgdcが制作させて頂いたこともあり、オープン前から「行ってみたい!」と思っていたのですが、先日ようやくその日がやって来ました。
折しも、1週間の滞在初日は、一夜明けると2008年8月8日という日。
「8」という数字に思い入れが強いgdcとしては、記念すべき「080808」はNowhere resortの「808」号室で迎えるべきでしょう!
…ということで、深夜、「初日くらいは家族とのんびり…」と目論んでいたらしい水野を半ば強引に拉致。スタッフ皆で、一路、逗子へ!
海沿いの国道134号線。打ち寄せる波の音に、高まる期待…。
月明かりに照らされた椰子の木。異国情緒漂う風景に、興奮!
車を降りた途端頬に触れた海風には、思わず歓声!!
しかも、見上げた空に、一筋の流れ星!!!
既にかなりボルテージが上がった状態で808号室の扉を開けた瞬間…
一同、またも歓声!
写真では何度も見ていたのですが、想像していた以上に心地よい空間が広がっていました。
広さ自体は35㎡しかないはずなのですが、明るいトーンでまとめられたシンプルなワンルームは、思いの外広く感じられます。
さりげなく置かれた椅子はイームズ。ベッド脇にはストーンスツール。海を思わせるブラインドの色合いも絶妙。調度品だけでなく、ウェルカムティー、グラスやカトラリー、果ては懐中電灯に至るまで、ひとつひとつ丁寧に選ばれたことが伝わってきます。そして窓を開ければ、ウッドデッキのテラスから入ってくる涼やかな海風…。
都内からわずか1時間離れただけとは思えない、ゆったりとした時間が流れていました。
海と山に囲まれ、歴史もある湘南・鎌倉地区は、観光名所や美味しいお店が充実したエリア。ここでのんびりと1週間の休暇を過ごす、という方法もありますが、ネット環境やFAXも完備されているので、「いつも通り都内で仕事し、夜と週末だけNowhere resortに『帰る』」という使い方もいいかもしれません。ちょっと贅沢な過ごし方ではありますが、眠る前にあの海風を感じるだけでリフレッシュできて、仕事に追われる多忙な人にとっては最高の気分転換になるはず。
「Nowhere but Zushi808」に泊まれる定員は2名(+エキストラ1名)なので、この日はおとなしく都内に戻ったgdcスタッフ達でしたが、実は後日、再び『帰り』ました。その話はまたいずれ。
ともかく、8並びの末広がりな1日を幸せに迎えることができて、大満足でした。
逗子のNowhereは大人気で、既に10月末まで予約がいっぱいだとか!
でも、紅葉の季節の逗子・鎌倉もかなりよさそうです。
更に、来年春には葉山御用邸の隣に日本家屋を改装した一軒家「Nowhere but Hayama」が、来年夏には佐島の海の前(というか、上?そのまま飛び込める距離!)に一軒家の「Nowhere but Sajima」がオープン予定とのこと。こちらはいずれも最大8名まで泊まれるそうなので、ファミリーや友人同士など、逗子とはまた違った過ごし方ができそうで楽しみです。
Nowhere resort
http://www.nowhereresort.com/
TEL: 03-5785-2320
E-mail: nowhere_contact@nowhereresort.com
diary: http://www.nowhereresort.com/diary/