「CasaBRUTUS」連載第4回目のお相手は…

田尾沙織「LAND OF MAN」展の会期が終了して1週間。おかげさまで、本当にたくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました!(作品はまだ搬出していないので、仕事でグッドデザインカンパニーに打合せに来て下さったお客様だけは、もう数日楽しんでいただけます!)

さて、先日もこのgdc notesで、代表の水野学が「Casa BRUTUS」誌上で持たせていただいている連載の話をしました。題して『アートディレクター水野学のメシ食いに行きませんか?』。水野が憧れの方とお食事しながら対談させていただくという、贅沢かつ幸せな企画です。
先週末発売されたばかりの7月号では、ワンダーウォールの片山正通さんとお話しさせていただいています。

cover1.jpg

片山正通さんとは、「東京カレーラボ」などお仕事では何度かご一緒させていただいているものの、こんな風にじっくり腰を据えてお互いのことを語り合ったのは実は初めて。誌面にはとても収まり切らないくらい、様々な話題で盛り上がりました。
片山正通さんが手掛けられるインテリアがいかにかっこいいかというのは皆さんご存じの通りですが、実は…
片山さんご本人も、とてもかっこいいのです!
おおらかな笑顔で気さくに話しかけてくださる片山さんを慕って、実は一部のgdcスタッフは秘かに「アニキ」と呼ばせていただいております…(片山さん、勝手にごめんなさい!)
そんな片山さんの魅力が垣間見える対談の模様は、「CasaBRUTUS」7月号のP.190(a wall newspaperブロックの中程)に掲載されています。ぜひご覧ください。

雑誌掲載情報など。

あっという間に6月。(g)での田尾沙織「LAND OF MAN」展は6/6(水)までです!月曜日は休館日なので、残すところあと2日。まだの方はぜひ急いで足をお運びください。
http://www.gooddesigncompany.com/g.html


今日は、雑誌掲載情報をいくつか。

1:「REBOOT」(ソニーマガジンズから新創刊)
『Apple Love ! アップルを使う理由。』特集の中で、グッドデザインカンパニー代表・水野学も取材していただきました。

2:「BRUTUS」(マガジンハウス)
最新号『大松本論』特集では、多くの著名人に混ざって水野も、あの松本人志さんに質問をさせていただいています。

cover.jpg

個人的には、『大松本論』の中の茂木健一郎さんと松本人志さんの対談を興味深く読みました。松本さんの笑いの背後には怒りがあり、子供の時からいろいろなことに対して怒っているのだとか。
以前、「CasaBRUTUS」の連載で茂木健一郎さんと対談させていただいたとき、「才能あるクリエイティブな人の中には必ずモンスターがいる」というお話をしていらっしゃったのですが、松本さんの中のモンスターは、怒りを笑いに転化してしまう特殊なエネルギーを持っているのでしょうか…。
松本さんほどまでいかずも、クリエイティブな能力に長けている方は大抵、さまざまなことに怒ったり、疑問を持ったり、もっとよく変えられると苛立ったりしているような気がします。そこから、新しい視点が生まれていくのかもしれません。

ところで、昨日は、そんな才能溢れるクリエイターの1人である博報堂のコピーライター・曽原剛さんとgdc代表・水野の対談が行われました。宣伝会議アートディレクター講座の開校式での特別対談です。
曽原さんは、杏露酒(永昌源)の広告、NTTドコモ「iD」「DCMX」の立ち上げなどで一緒にお仕事させていただきました。1年間、ロスに赴任してAppleの一連の広告などを手掛け、先週帰国なさったばかり。
アートディレクターとは?これからの日本のクリエイティブとは?とさまざまに話が拡がった2時間でした。
受講後は、直接話を…という受講生のみなさんの行列が…。ひとりひとりと順番に、1時間半に渡ってお話させていただいたものの、最後の方はさすがに慌ただしい感じに…。時間切れになってしまったみなさん、本当に申し訳ありませんでした!

今月のイタズラ。

グッドデザインカンパニーの恒例行事。それは…
その月に誕生日を迎えたスタッフのための「サプライズ誕生会」。

少し前のことになりますが、今月誕生日を迎えたgdcスタッフにも、そのサプライズはやってきました。

みんなが集中して仕事に取り組んでいた、ある日の夕方。
今月の獲物となるスタッフが、自分の元に届いたバイク便を開けてみると、中には一風変わった招待状が…。もちろん、そのバイク便自体、他のスタッフによる仕込みです。そのまま、車窓の景色が見えないよう加工された車に押し込まれ、たどり着いた先は…

ycyyyenotes.jpg

東京ディズニーシー。

細部まで徹底されたディズニーイズムはやはり偉大。久しぶりのディズニー王国でしたが、照れる心を捨て童心に還って本気でエンジョイすると、楽しさ倍増です。
普段、ほとんど休みもなく連日真夜中まで働いてくれているスタッフのみんなが、気付けばすっかりリフレッシュ!以前ディズニーシーでアルバイトしていたというスタッフOの華麗なる仕切りのお陰もあり、ほんの数時間でしたがとても楽しいひとときを過ごせたのでした。

gdc代表・水野が好きな昔のCMのコピーに「大統領のように働き 王様のように遊ぶ」というものがあるそうですが、
いつも頑張っているからこそ、息抜きのときは徹底的に楽しんだ方がいいなあと改めて実感。
さーて、来月はどんなイタズラを仕掛けようかな~…。

文楽に酔いしれ… お酒にも酔う。

週末、グッドデザインカンパニーのスタッフが向かった先は…

niainotes.jpg

国立劇場小劇場。
文楽の東京公演「通し狂言 絵本太功記」に行ってきました。

文楽は、浄瑠璃語り(太夫)、三味線弾き、人形遣いの三者によって成り立つ日本の伝統芸能のひとつ。
…と聞いて「あ~、観たことないけど、人形劇でしょ」と思った方は、ぜひとも一度劇場へ足を運んでいただきたい!人の愚かさ、ずるさ、切なさ、業の深 さ、涙の別れに叶わぬ恋と、『人間』が巧みに描かれた物語につい引き込まれてしまうはずです。演じているのが人形だからこそ、かえってリアルさが増すのが 不思議です。

なぜこんなに熱く文楽を語っているかと言えば、最近のgdcスタッフはすっかり文楽にハマってしまっているから。それもこれも、公私共に親しくさせていただいている文楽界の輝けるホープ、太夫の豊竹咲甫大夫さんのお陰なのです。

咲甫さんは、水野にとってはたいせつな友人であり、gdcスタッフにとってはその豊富な知識を分け与えてくださる先生でもあります。超多忙な合間を縫って、時々グッドデザインカンパニーのオフィスにも遊びに来て下さる咲甫さん。日本の文化について、伝統芸能について、そしてデザインについて、いつもさまざまに語り合っています。もしもデザインが文楽をよりよく発展させていく一助になれるなら、そして、日本の伝統文化がデザインに更なる力を与えてくれるなら…。今後、一緒に取り組ませていただく予定のプロジェクトがたくさんあります!

そんな咲甫さんほか友人を含む総勢18名で、先日は食事会を開催。
eeannotes.jpg

世田谷パブリックシアターの足立さん、いとうせいこうさん、ゴスペラーズの北山陽一さんと酒井雄二さん、ギャラリー小柳の小柳さん、真心ブラザーズの桜井 秀俊さん、武者小路千家の千宗屋さん、芥川賞作家の長嶋有さん(先日大江健三郎賞を受賞!)、小説家の中村航さん、ライターの橋本麻里さん、コム・デ・ ギャルソンの山田さん、吉村靖孝建築事務所の吉村真代さん(五十音順)…などなど、様々なジャンルの方々とともに、水野も夜更けまで語り合ったのでした。 皆さん、今後も長く長くお付き合いさせて頂きたい、尊敬できる方々ばかり…。ありがとうございました!

mizuno notes:
異ジャンルの方達との集まりは、いつも本当に多くの刺激を頂きます。ご活躍なさっている方々が、どの分野であっても不思議と似たようなことをおっしゃるのはなぜなのでしょう。物事を極めていくと、ある境地に達するということなのか…。
本当に楽しい一夜でした。(水野学)

森美術館「ル・コルビュジエ展」始まりました。

本日、5/26(土)から、六本木ヒルズの森美術館で「ル・コルビュジエ展」がスタートしました!

corbusier.jpg

グッドデザインカンパニーは、この展覧会の広告制作物及びグッズのアートディレクションを担当しました。
昨夜はオープニング。一足先に、展覧会をのぞいて来ました。

建築界の巨匠として知られるコルビュジエですが、実は多くの絵画や彫刻も残しています。建築や家具だけでなく、絵画や彫刻にまで触れられるのがこの展覧会の魅力のひとつ。多くの作品を通して、コルビュジエの素顔が垣間見えてきます。
そして、最大の見所はなんといっても、パリのアトリエ、集合住宅のマルセイユ・ユニテのメゾネットタイプ、カップ・マルタンの休暇小屋の3つが、原寸大で再現されていること!しかも、中に入れてしまうのです。コルビュジエファンならずとも、一見の価値ありです。

展覧会を満喫した後は、オープニングパーティーに参加してきました。
無事初日を迎えることができて一安心。ちょっぴりほろ酔い気分で楽しむgdcスタッフたちです。
070526notes.jpg

ちなみに、この展覧会のポスターは、ちょっと変わった印刷の仕方をしています。目にされた方、ぜひよーくご覧になってみて下さい!
会期は、9/24(月・祝)までです。

神谷町エリアで。

昨日は、N35のオフィスで「MAC POWER」連載の打合せをしてきました。

4月号からスタートした連載「かもね技研」は、小山薫堂さんとグッドデザインカンパニー代表・水野学が、世の中の困ったことを「それ、ちょっといいかもね!」に変えてしまうアイデアを提案するという楽しい企画です。

編集者の風間さんにも加わっていただき、アイデアをひねり出そうと真剣に考える2人。

notes070522.jpg

…と見せかけて、
実は打合せの間じゅう、大爆笑の連続でした。現実には難しい案、あり得ない案も、この連載の中では提案OK!好きなことを言い合って、毎回「いいね~!」「それ面白い!」が連発されるとても楽しい打合せなのです。あ~、仕事って本当に、楽しい!

打合せの後は、お腹を満たすため、東京タワーの2Fにある「東京カレーラボ」へ。

tkcl_007_10m.jpg

ここは、グッドデザインカンパニーがアートディレクションを手がけた、カレーをテーマにしたレストラン。
企画を小山薫堂さん、メニュー開発を「東京カリ~番長」の水野仁輔さんが担当し、インテリアデザインはワンダーウォールの片山正通さんにお願いしました。
ラボをテーマにした店内は、とてもスタイリッシュ。通りがかりのお客様はみな、中をのぞき込んでいきます。

tkcl_002_10m.jpg

グッドデザインカンパニーは、ロゴだけでなく食器やカトラリー類・ランチョンマット・ピンバッジ…などなどあらゆるものをつくりました。何度も試作を重ねた末に生み出された4種類のカレーはどれも絶品。ちなみにgdcの某スタッフは2杯食べていました…。人気スタイリスト伊賀大介さんが手掛けたユニフォームも話題を呼んでいるようです。

たった30席の店内に、ゴールデンウィーク中は1日550人ものお客様が来てくださったとか。長蛇の列に並んでくださった皆様、ありがとうございました。
ようやく少し落ち着いたはずなので、まだ未体験の方は、是非行ってみてください!

「気持ちいい」の理由って…?

グッドデザインカンパニーのギャラリー(g)では現在、写真家・田尾沙織さんの「LAND OF MAN」展を開催中。今日は、展覧会スタート以来初の休館日でした。
※(g)は、期間中、毎週月曜日がお休みなのです。

でも、今日は晴れてとてもいい天気。田尾さんの写真を楽しんでいただくには絶好の日和だったので、ちょっぴり残念でした。

会場にはこんな風に、さまざまなサイズの写真が飾られています。

a04.jpg
透明な、澄み切った青空。
真っ白な砂漠。
砂の間から逞しく育つ草たち。

会場を訪れた方が必ず口にしてくださる感想が、
「気持ちいい」
です。
一枚一枚の写真はもちろん、この空間自体を「気持ちいい」と感じてくださるようです。

b03notes.jpg
ちなみに、反対側はテラス。たっぷり差し込む陽射しも、気持ちよさの秘密なのかもしれません。
明日もどうか、うんと晴れますように…!

mizuno notes:
「気持ちよさ」や「心地よさ」、そして「気」のようなもの。
デザインをしながら、それを常に意識しています。
以前、建築家の妹島和世さんとお話しさせていただいたときも、「“気”を大切にする」という話題で盛り上がりました。
数値化できないけれど、確かに感じるもの。
計算で生み出すのは難しいけれど、細部の丁寧な積み重ね無しには生まれないもの。
いずれ全て数値化できる時代がやって来るのだろうか?と想像しつつ、コントロールできないから面白いのだとも思うのです。(水野学)

元ラグビー日本代表監督の平尾誠二さんにお会いしました。

先日、雑誌『Casa BRUTUS』の取材で平尾誠二さんにお会いしました!(『Casa BRUTUS』では4月号から、『アートディレクター水野学のメシ食いに行きませんか?』という連載がスタートしています!)

平尾誠二さんと言えば、ラグビーファンにとっては「神様」のような存在。
中学・高校で全国制覇を果たし、同志社大時代は史上初の大学選手権3連覇を達成。そして神戸製鋼時代には、ラグビー日本選手権なんと7年連続優勝という快挙を成し遂げたスターです。更に、ワールドカップでは第1回~第3回大会まで選手として連続出場、第2回大会ではキャプテンとして日本代表を初勝利に導き、その後は日本代表の監督として活躍。現在は神戸製鋼コベルコスティーラーズの総監督兼ゼネラルマネージャーを務めていらっしゃるという…本当にほんとうにものすごい方なのです。

グッドデザインカンパニー代表の水野学は、多摩美術大学時代、ラグビー部に所属していました。
つまり、水野にとって平尾誠二さんは、まさに「神様」。
そして今回はなんと、平尾さんと水野の対談企画!
憧れの「神様」にお会いできるということで、いつになく緊張して臨んだ取材でした。

そして、実際お会いしてみた平尾誠二さんは…
とんでもなく素敵な方でした!

平尾さんの気さくなお人柄に助けられ、話題はラグビーの魅力や日本代表についてからリーダー論、人生論にまで様々に展開。心を掴まれる言葉が次々と繰り出され、その器の大きさと、生き様のかっこよさに、水野もスタッフもますます熱烈なファンになってしまったのでした…。本当に楽しく、何度も爆笑しながら、貴重なことをたくさん学ばせていただいた2時間半でした!

ちなみに、『Casa BRUTUS』の「メシ食いに行きませんか?」企画でこれまでにお会いしたのは、水野憧れの錚々たる方々ばかり。脳科学者の茂木健一郎さん、写真家のホンマタカシさん、そして最新号では建築家の妹島和世さんとお話しさせていただいています。来月発売の7月号でも、すばらしい方にご登場いただいています。次号もどうぞお楽しみに!

mizuno notes:
平尾さんのようにずっと頑張って来られた方にお会いできるのは、本当に励みになります。
頑張ってきてよかった、もっと頑張ろう、と思えます。
平尾誠二さん、最高にかっこよかったです。
平尾さん、そしてアレンジしてくださった編集者さん、本当にありがとうございました。(水野学)

(g)田尾沙織「LAND OF MAN」展オープニングパーティー

本日18時から、(g)にて田尾沙織「LAND OF MAN」展のオープニングパーティーが行われました。
とてもたくさんの方にお越し頂き、最後はぎゅうぎゅう詰めの
状態・・・。皆様、本当にありがとうございました!
田尾さんの写真とかわいらしい笑顔に癒され、田尾さんのお友達が作ってくださった美味しいお料理を堪能しながら、写真とおしゃべりを思い思いに楽しんでいただいたひとときでした。

notesaaeoopening.jpg

展覧会は、いよいよ明日 5/16(水)からスタートです。
今夜のように、田尾さんの写真たちが放つ光がひときわ栄える夜の(g)もなかなか良いものですが、晴れた日の昼間は、更にオススメです!
初夏のまぶしい陽が射し込む中、透明感あふれる田尾さんの写真に囲まれるのは最高の気分。すごく気持ちがいいのです…。
もちろん入場無料ですので、代官山へのお散歩ついでにでも是非足を運んでいただけると嬉しいです。

(g)が撮影スタジオに・・・

昨日、グッドデザインカンパニーのギャラリー(g)は、撮影スタジオと化しました!

anz_notesin.jpg

グッドデザインカンパニーに併設しているギャラリーのようなもの(g)では、2005年3月の「(g)オープニング展 ~のようなもの展」を皮切りに、これまで様々な展覧会を行ってきました。
(g)は、現在の場所へ事務所を移転した際、代表・水野学の強い希望でスタートさせたものです。25歳で独立して以来、多くの諸先輩方にお世話になり助けて頂いた恩を「今度は自分が若手を応援する」という形で返して行きたい、という思いから、主に若手作家の展覧会を多く開催していますが、過去の展覧会には、MAYA MAXXさんの「PLAY PRAY展」や、「サヴィニャック原画展」なども。そういえば、先日第32回木村伊兵衛写真賞を受賞された本城直季さんの写真展「small planet展」を開催したのは、ちょうど1年ほど前のことでした。

そんな風に、展覧会スペースとして使う一方で、実は、イベントスペースや撮影スタジオとしての貸出も行っています。告知をしていないので、あまり知られていませんが…。
これまでに、雑誌等のスチール撮影で使って頂いたことは何度かありますが、昨日の撮影はCMのムービー撮影。グッドデザインカンパニーも制作に関わらせていただいているCMです。カメラマンの瀧本幹也さん、監督の小松真弓さんを始め多くのスタッフが集まって、撮影は和やかなムードで進行。各分野のプロが集結する撮影は、ほどよい緊張感もあり、とても楽しい1日でした。
もしも、(g)をこんな風に使わせてほしい、というリクエストがございましたら、どうぞご連絡ください。まずはスペースの下見を兼ねて、5/16(水)~の「田尾沙織展」へどうぞ!