東京ミッドタウンにて、Midtown Blossom開催中!

今年も東京ミッドタウンにて、春のイベントMidtown Blossomが開催されています。

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先週の20℃を超す暖かさに春到来かと思いきや、今週はかなり冷え込んでいますが、その分、ミッドタウンの桜を楽しめる期間が延びたと言えるかもしれません。

東京ミッドタウンは、この春で3周年。
六本木という場所にありながら、美しい桜や木々の緑、空の広さを感じられる貴重な空間です。
目で、香りで、味覚で桜を楽しめる「桜カフェ」や、夜桜のライトアップ「SAKURA Effect」をはじめ、ライブや映像アートなどさまざまなイベントが開催されているMidtown Blossomは4月4日(日)まで。
広告ビジュアルは今年も、gdcが制作させていただいています。

中川政七商店 新社屋お披露目会&新作トートバッグ発売中!

もう3週間も前のことになってしまいますが…
gdcがブランディングを担当させていただいている奈良の麻の老舗「中川政七商店」の『新社屋お披露目会』が行われました!

この社屋のコンセプトは「未来の町屋」。6つの平屋が集まってできたかのような独特の形をしていますが、実は中には広々とした大空間が広がっています。設計は、建築家の吉村靖孝さんにお願いしました。
考え抜かれた動線、細部まで配慮が行き届いた空間、その上、奈良の寒さも怖くない床暖房つき!素晴らしい社屋が完成しました。
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お披露目会当日は300人を超えるお客様で、会場に入りきらないほど。
graf 服部滋樹さん×デザインディレクター山田遊さん×中川淳社長
■建築家 吉村靖孝さん×gdc 水野×中川淳社長
という2本立てのトークショーも好評でした。

そして!
そんな中川政七商店から、今年、満を持して新ブランドが立ち上がりました。その名も『中川政七商店』。
300年の歴史を持つ社名をそのまま冠にしたこのブランドは、「温故知新」をコンセプトに、生活に根ざした機能的で良質な日用品を扱っていきます。

その第一弾商品である「トートバッグ」は、gdcがデザインさせていただきました。持ち手の長さやサイズに1㎜単位でこだわって作った自信作です。
帆布の全国シェア7割を占める倉敷帆布の中でも上質の素材を厳選。厚い生地を更に重ねた二重底は他に例のない特長で、業界内でも驚かれました。形崩れしない、しっかりした作りです。
サイズは小、縦長、大の3種類。中でも縦長は珍しく、使いやすいと好評です。サイドに織りネームが入ったデザインは、甘すぎず、カジュアルすぎず、男性にもおすすめできます。
色は、墨・鉛丹色・紺青・菜の花色・水縹の5色展開。いずれも日本の伝統色です。持ち手のステッチも同色で縫っているため、絶妙な色味が美しい、上品なバッグに仕上がりました。
現在は粋更や中川政七商店楽天サイトなどで扱われていますが、今年中には中川政七商店の店舗が立ち上がる予定です!
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ところで、書きそびれていたのですが、
先日、BSフジの『小山薫堂 東京会議』に水野が出演させていただきました。台本ナシ、予定調和ナシ。小山薫堂さん、小宮山雄飛さん、辛酸なめ子さんがゲストと共に行う「会議」を放送するという自由な構成で、テレビの面白さが最も凝縮されているとも言える番組です。
今回の内容は、ピンバッジのデザインを作ることになった水野が薫堂さん達にプレゼンする、というもの。プレゼンがほぼそのまま番組になっていました!
水野出演の『東京会議』は、3/27(土)23:00~23:25と3/29(月)12:30~12:55にも再放送されるようです。

山本高史さん著『伝える本。 ―受け手を動かす言葉の技術。』

先月、山本高史さんの著作が発売されました。
伝える本。  受け手を動かす言葉の技術。

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コピーライターとして、クリエイティブディレクターとして、観る者の心を動かす数々の広告を世に送り出してきた山本高史さん。挙げればきりがありませんが、たとえば、小野伸二さんが出演していたカローラフィールダーのCM…。未だに繰り返し思い出す、大好きなCMのひとつです。

そんな山本さんが綴るこの本は、よくありがちな、“このマニュアル通りにやれば言葉の技術が身に付く!”という類のハウツー本ではありません。けれども、ユーモアと、ちょっぴりの毒と、全編に流れるやさしさに引き込まれぐいぐい読み進むうち、多くのことに気付かされます。

メール、ブログ、twitter…。言葉を自ら発する機会が増えている昨今、つい、自分の想いや考えをいかに「表現」するか、ということばかりに頭がいきがちです。
この本ではそこについても様々なアドバイスを与えてくれるのですが、もうひとつハッとさせられたのは、「言葉とは、発した瞬間受け手側のものになる」のだという事実。
受け手の状況や立場によって、同じ言葉でも伝わり方は異なり、そこまでを考えて初めて、『伝わる言葉』を発することができる…。この本で語られる「言葉」はそのまま「生き方」に置き換えられるようにも感じます。あらゆる人にお薦めできる1冊です。

装丁は、good design companyが担当させていただきました。カンプを前に記念撮影!大好きな高史さんの本の装丁を担当させていただけて、水野は終始楽しそうでした!

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伝える本。 ―受け手を動かす言葉の技術。
山本高史 著 ダイヤモンド社 1575円

清竜人さんセカンドアルバム『WORLD』発売中!

情報更新がまったく追いついていません…。水野は南アフリカ・ケープタウンから帰国したばかりなのですが、その記録はまた改めて!
先月のことになりますが、gdcがジャケットを手掛けたアーティストのアルバムが発売されました!

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清竜人(きよし  りゅうじん)さんは、弱冠20歳ながら実力派として今もっとも注目を浴びるアーティスト。

16歳の時に自主制作した音源が多くの業界関係者の話題となり、17歳で初めて行ったライブには噂を聞きつけた20社以上の音楽関係者が詰めかけ白熱した争奪戦に。デビュー前にもかかわらず映画への挿入歌を提供するなどその音楽性の高さが評価されていた清さんは、昨年3月のデビューシングルがいきなり「au Smart Sports」のCMソングに大抜擢されました。

そんな清さんのセカンドアルバム『WORLD』は、名作と話題を集めたデビューアルバムを超える出来映え。 一度聴いただけで心捕まれてしまう清さんの素晴らしい楽曲にインスパイアされ、普通だったら絶対無理!という超タイトスケジュールの中、CDジャケット裏面とブックレット用に、急遽撮影を組みました。
アートワークにアーティスト・Namのお二人をお迎えし、不思議な世界が完成。このビジュアル、合成ではありません。

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ぜひ、清さんの楽曲の世界とともに、ビジュアルの世界観も楽しんでいただけたら嬉しいです。

「農林水産広告賞」授賞式&トークショー

「ニッポンを農林水産業から元気にする」を合言葉に、「農業」をテーマにしたコピーとポスターを募集した『農林水産広告賞』。
先月末、その授賞式が行われました。

初の試みだったにもかかわらず、今回の応募総数は実に11,812点。
コピー部門の国井美果さん・前田知巳さん・山本高史さん・吉岡虎太郎さん、ポスターデザイン部門の葛西薫さん・菊地敦己さん・水野の計7名の審査員で、大量の作品に丁寧に目を通し、グランプリ/準グランプリ/審査員特別賞が決定しました。

授賞式は、先月・1/29(金)30(土)に銀座のアップルストアで開催。水野は1/29(金)の回に出席させていただき、吉岡虎太郎さん、写真家のMOTOKOさん、若き米農家の家倉敬和さんと共にトークショーも行いました。
「農業に関わる人たち自身の意識が変わることがとても大切」と語る家倉さんの表情はとても生き生きとしていて、仕事への誇りと充実感に満ちていらっしゃいました。
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今回の受賞作が載ったポスターは、今週末から順次、地下鉄の各駅に掲出される予定です。
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Tokyo Midtown Award受賞作『富士山グラス』商品化!販売スタート!

2010年、あけましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

新年の幕開けにふさわしいニュースが届きました。

水野が審査員を務めさせていただいているデザインコンペ「Tokyo Midtown Award」。この第1回目・2008年の「審査員特別賞(水野学賞)」受賞作『富士山グラス(Fujiyama Glass)』が、ついに待望の商品化!昨日から、店頭に並びました!

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日本の象徴のひとつとも言える、富士山。
『富士山グラス』は、グラスにその雄姿を重ねて作られました。
注ぐ飲み物によって、表情の異なる多様な富士山が現れます。
雪に覆われ、金色に光り輝く富士。朝日に染まった赤富士…。

デザインは鈴木啓太さん。
この繊細なフォルムは、日本トップレベルの技術を持つ職人の方がひとつひとつ丁寧に手作りすることで、ようやく形にすることができたそうです。仕上がりはとても美しく、飲み口の薄さや口当たりも絶妙。これでビールを飲んだら、最高に美味しいはずです…!

good design companyは、商品化にあたり、パッケージデザインやパンフレット制作を担当させていただきました。

商品はひとつずつ、焼き印が押された桐箱に入っています。箱に入った状態でも、とても端正で品のある佇まいです。
このアワードのテーマは「日本の新しいおみやげ」でしたが、まさしく日本のお土産の新定番として、或いは日本国内で様々なシーンの贈り物として、自信を持ってお薦めできるアイテムに仕上がっています。

一部リリースでは昨年中の発売を告知していたのですが、いくつものこだわりにより年を越し、ようやく満を持しての発売。すでに、多数の問い合わせが殺到しているとか。

東京ミッドタウン内では、地下1Fの「Green DeLi」で発売が開始されました。「THE COVER NIPPON」でも取り扱われる予定とのことです。

かつて葛飾北斎は富嶽三十六景を描きましたが、このグラスに様々な飲み物を注げば、三十六景と言わず、何十種類もの「自分だけの富士山」をどこでも楽しむことができそうです。

■富士山グラス (Fujiyama Glass)
 価格:3776円(税込) 製造販売元:菅原工芸硝子株式会社

2009年もお世話になりました!

昨日、今年のJAGDAの審査結果が公式発表されました。gdcから出品した3名(久能真理、上村昌、相澤千晶)は、全員がJAGDA新人賞候補に。これまでも、スタッフが新人賞候補になったことは何度かありましたが、出品した全員が同時に候補になったのは初めてのことでした。
しかも、今年も審査員を務めた水野によると、久能は惜しくも数票差で次点(第4位)だったとのこと…。
受賞を逃したのは残念でしたが、gdcスタッフ一同にとり大きな励みになった出来事でした。来年は一層頑張ります!

そしてその中の1名、相澤千晶が、この年末でgood design companyを“卒業”、独立致します。
新卒でgdcに入社し、約6年。頼りない新人の“女の子”だった相澤が、こうしてデザイナーとして成長し羽ばたいていくのは、なんとも感慨深いものがあります。
これもひとえに、いつも暖かく見守りご指導下さったクライアントの皆様、関係者の皆様のお陰です。本当にありがとうございました。そしてこれからも相澤を何卒宜しくお願い致します!
■相澤千晶  chiaki.aizawa@me.com
    
    
今年も、残すところあと1日。
2009年のgdc忘年会は、東神田の『フクモリ』にお世話になりました。
山形の「亀や」さんほか計3つの旅館の監修により、山形直送の新鮮食材を堪能できる「カフェ兼定食屋さん」。といっても味のレベルは、本格和食店をも凌ぐ美味しさ!忘年会の鍋コースも、この安さなのにこのクオリティ!?という驚愕の味と量で、一口食べる度に歓声が上がりました。つくづく、美味しい料理は幸せを運んでくれると実感。身体のすみずみまでじんわり浸透し内側から元気が湧き出てくるような、滋味溢れる料理でした。
子連れ忘年会でお騒がせしてしまいましたが、フクモリを経営するK.K.H.Kのボス・小松さんファミリーとも久しぶりにゆっくりお話しすることが出来、1年の締めくくりに幸せな時間を過ごすことができました。フクモリさん、小松さん、ありがとうございました!
 
  
2009年も、多くの出逢いに恵まれ、とても充実した1年でした。
皆様、本年もお世話になり本当にありがとうございました。

来年も、一層精進して参ります。
2010年も何卒宜しくお願い申し上げます。

中川政七茶房OPEN!5人のクリエイターによる『木版散華』も。

先月、奈良出張に行ってきました。いよいよ来年、平城遷都1300年を迎える奈良の街は、いままでよりも活気づいているような印象。中でもgdcのクライアントである中川政七商店の「遊中川」本店は、平日にもかかわらずお客様がひっきりなしでした。
売り場も賑わっていましたが、実はその奥に出来たあるスペースにお客様が続々…。先月から、「中川政七茶房」という喫茶が併設されたのです。
お茶もお菓子も、奈良のものを使い丁寧につくられた逸品ばかり。あまりに美味しくて、打合せの合間に、ついつい手を伸ばしすぎてしまいました…。いずれランチも始まるとか?そちらも期待できそうです。お近くに寄られた際は、是非足を伸ばしてみてください!

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その「遊中川」本店で話題を呼んでいるのが、『木版散華(さんげ)』。
「散華(さんげ)」とは、寺院で仏を供養する際に花を撒くこと。もともとは、蓮の花びらなど生花が使われていましたが、次第に蓮の花びらの形をかたどった色紙が用いられるようになり、古くは1200年以上前のものが正倉院に残っているといいます。
絵画が施された美術的な美しい散華は、奈良が発祥の地だそうです。

『木版散華』は、中川政七商店がこの散華を現代的にアレンジしたもの。平城遷都1300年の節目を迎えるにあたり、宗教的な意味合いではなく、無病息災を願う気持ちを伝えるメッセージカードとして、生まれ変わらせたのです。

デザインを担当したのは、5人のクリエイター。
植原亮輔さん、大塚いちおさん、菊地敦己さん、平林奈緒美さん、そしてgdc水野学。
木版なので、どのデザインも、手彫りの型を1色分ずつ作り幾度も重ねて刷っています。微妙な色合いを再現するためにいくつもの色(版)を重ねたり、同じ色でも、1回で摺るのではなく淡いトーンで何度も摺ることで美しい発色を実現させたり、摺り師・市村守さんの手でていねいに摺られた木版画は、まるで一枚一枚実際に描いたかのようなぬくもりを感じさせる仕上がり。遊中川本店と粋更2店の計3店舗と、粋更のネットショップで取り扱っています。

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掲載情報

アメリカの雑誌『gallery -the world’s best graphics-』に、NTTドコモ「iD」と「東京ミッドタウン」のキャンペーンが掲載されました。
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『デザインノート』28号に、東京ミッドタウン「デザインタッチ」での試みが取り上げられました。
水野学がクリエイティブディレクターを担当、競合コンペを勝ち抜いたアートディレクター中嶋裕治さん(博報堂プロダクツ)とやり取りを重ねながらクリエイティブが完成していった様子が掲載されています。
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『デザインの現場』12月号「魅せる!小型グラフィック特集」に、gdcの制作物がいくつか掲載されています。
そしてNew Designerのページには、5年間の在籍を経て今年gdcから独立した古屋貴広が掲載されています!是非、そちらもご覧ください!!
■古屋貴広 http://furuyatakahiro.jp/
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『FINE PAPER, FINE POSTERS』展@GALLERY at lammfromm

代々木公園のギャラリー・アット・ラムフロムにて、『FINE PAPER,FINE POSTERS』展がスタートしました!

昨春開催された「TAKE PAPER SHOW 2008」は、古平正義さん、平林奈緒美さん、山田英二さん、水野学というSCHOOL OF DESIGNのメンバーでアートディレクションを担当、48社の企業(ショップ)とコラボレーションし、ショップごとに「紙」と「デザイン」が異なる文房具を配布して話題を呼びました。
この時の開催期間はわずか4日間。しかし、1年半以上を経て、この時のポスターと文房具セットが再び、『FINE PAPER,FINE POSTERS』展として一堂に会することになりました。
しかも、書籍『PAPER SHOW by SCHOOL OF DESIGN』をラムフロムで購入された方には、文房具セットが1点プレゼントされるそうです。

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開催期間は12月20日(日)まで。機会がありましたらぜひ覗いてみてください。

FINE PAPERS, FINE POSTERS』展
会期:2009年11月27日(金)~12月20日(日)
会場:GALLERY at lammfromm / ラムフロム東京
   東京都渋谷区上原1-1-21 山口ビル1F
TEL:03-5454-0450
定休日:なし