竹中平蔵さんと。
先週、good design companyにはこんなお客様が…。
元・国務大臣/参議院議員にして、現・慶応大学教授の竹中平蔵さん。
『Casa BRUTUS』の連載「水野学のメシ食いに行きませんか?」の対談企画のため、gdcのオフィスに足を運んで下さいました。
ご専門である経済の話題をはじめ、都市論から教育論まで、テーマは様々に展開。含蓄のある、はっとさせられるお話の数々に夢中になっているうちに、あっという間に対談終了!色々なことに気付かせていただき、本当に楽しい時間でした。
対談後さっそく、竹中さんお薦めの本『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』を購入。またまたこれが、面白い本でした。
一万円札でお馴染みの福沢諭吉。著作『学問のすゝめ』は当時の大ベストセラーですが、その中で彼が語っていたのが
「一身の独立なくして一国の独立なし」
(国民一人ひとりが独立しなければ、国家の独立などありえない)
という言葉。
つまり福沢諭吉は、国を批判するのではなく、「一人一人がもっと頑張らなければいけない」と日本国民を叱咤激励していたのです。
「これを書いた福沢諭吉も偉いけれど、当時の日本人も偉い!(笑)」
と竹中さん。
というのも『学問のすゝめ』は、今の人口換算でなんと1,000万部も売れていた計算になるのだそうです。そんなにたくさんの人がこれを読み、日本を変えようと熱い志に燃えていたなんて…!
もっともっと学ぼう!と、一層前向きな気持ちになった対談でした。竹中平蔵さん、ありがとうございました!
ちなみに、発売中の「CasaBRUTUS」連載は、Mr.Childrenのプロデューサーでありap bankの活動もなさっている小林武史さんがお相手です。この対談も面白かった…!書店にお立ち寄りの際はぜひ。